BCGの予防接種は現在、生後一歳までに、標準的接種期間は生後5ヶ月〜8ヶ月となっているので、少し遅めでした。
一般的な反応は…
BCG接種後は、一般的に接種後10日頃から接種した場所に赤いポツポツができ、一部にうみが出ることもあります。だんだんかさぶたができて、時間をかけて小さな傷跡が残るだけになります。
これは、BCG接種によって免疫がついた証拠なので、全く問題ありません。
予防接種の際に、Dr.から、写真付きのパンフレットをもらって私も上記のような説明を受けました。
ところが娘さんの場合、接種の翌日の朝に接種部位がぷくぷくと膨れてきました。

あれ…パンフレット写真と同じ腫れ方だけどこんなに早く反応するのかな?
出るのは10日から2週間くらいって言われたような。
慌てて接種した小児科に電話すると、すぐ来てくださいとのこと。
一目見てDr.
「コッホ現象かもしれない」
「ご家族の方に、結核に人とかいないですか?お爺ちゃんお婆ちゃんとか。
そういう人に接触は?」
全く心当たりありません。
「コッホ現象だったら保健所に連絡して、ご家族も結核の検査を受けてもらうかもしれません」
コッホ現象って何?
コッホ現象というのは、BCGの接種前にすでに結核菌に感染している場合に出る反応だそうです。
通常接種後10日以上たって起こる接種部位腫れが、数日以内の早いうちに起こります。
うちは翌日でした。
その日は、血液検査、胸部レントゲン撮影をしてもらい、ツベルクリン反応をみる為の注射をしました。
ツベルクリン反応とは、結核菌感染の有無を調べる検査で、2日後に結果がわかります。
2日間、気が気でなかったです。
これまで濃厚に接触をしてる人間は、私、夫さん、私方のジジババ。
夫さん方のジジとは、出産直後にちょっと会っただけだし…。
念のためジジババに連絡してみるも、もちろん結核ではないし、過去になったこともない。
もちろん私たち夫婦も。
でも、夫さんの職場は病院。
まさか菌をもらって…?そういえば数日前風邪で咳をしてたけど…。
これは小児科から帰宅後。時間を追うごとに腫れがひどくなる…。

スポンサーリンク
Array Array
眠れない夜を過ごしながら2日後。
血液検査は炎症に数値などを見てくれたようで、特に異常なし。
レントゲンも影などなく、問題なし。
ツベルクリン反応は、ネットで1センチ以内なら陰性、と聞いていて
家で自分で測ったら8ミリだったんですよ。
だから「陰性に違いない」と心の中で祈ってたんですが…。
物差しで測ったDr
「9ミリですね。疑陽性です。」
「念のため結核の薬を飲みましょう」
「飲みはじめたら、忘れることなく半年間、きちんと飲まないといけません」
抗結核薬、イスコチン(イソニアジド)です。
「肝機能の数値に影響が出ることがあるので、定期的に血液検査をしながらの服薬になります」
ガーーーーーーン
帰りに調剤薬局で
イスコチン(抗結核菌薬)
アデロキシン散(ピリドキシン塩酸塩=ビタミンB6 。イスコチンで欠乏が起こるビタミンB6を補う目的で処方)
を処方される。
でも、コッホ現象じゃない可能性もある?
しかし翌日、納得しなかった夫さんを伴い再来院し、紹介状をもらい近隣の医大病院を受診。
感染症の専門のDr.に見てもらえました。
ツベルクリン反応に疑陽性、というのは今はなくて、ツベルクリン反応としては陰性でいいということ。
接種部位反応の激しさからコッホ現象の可能性が高いとは思うが、他に、確認できる検査があることを聞いてお願いすることに。
結局色々あって3ヶ月後には、コッホ現象ではなく、ニセコッホ現象だったことがわかったのですが、その件は次回の記事に続きます。