小学一年生の娘、現在「学年習字」で自宅で硬筆の練習をしています。

子供でも通信教育でお習字ってできるのかな?どんな講座があるのかな?
始める前に悩んでいた時期に色々調べて比較検討したので、今回はその時のお話です。
もくじ
子供向けの通信教育できる習字講座
まず、どんなところで通信教育で習字を習えるか検索してみました。
出て来たのは、
日本習字 https://www.nihon-shuji.or.jp/general/course/
学年習字 http://www.gakubun.co.jp/nippen/jidou/index.html
習字研究社 https://www.shu-ken-inc.com
四谷大塚の子ども漢字書き方通信講座 https://yotsuyagakuin-tsushin.com/kodomokanji/
…などなど
思っていたよりたくさんありました。
この中から名前に馴染みがあり、口コミの数も多い「学年習字」と「日本習字」の二つに候補を絞りました。
「学年習字」は「日ペンの美子ちゃん」でおなじみの「がくぶん」ある事。
「日本習字」は、うちの近所だけでも3つほど教室がある、団体の規模の大きさで選んでいます。
「学年習字」と「日本習字」の学習の流れの比較
「学年習字」も「日本習字」も基本的な学習の流れはどちらも、
- 見本の冊子が届く
↓ - 見本を見て練習する
↓ - 作品を書いて郵送で提出する
↓ - 添削され「段位、級位」がもらえる
となっています。
学年習字の流れ

「学年習字」公式ホームページより
たとえば4月号(3月20日発行)の場合、
- 3月中旬(20日頃)学年習字配本(4月号)
↓ - 3月下旬~4月中旬 練習
↓ - 添削券を使って添削に出す(一週間~二週間くらいで返送される)
↓ - 4月下旬 作品の出品
↓ - 6月中旬 7月号配本、4月の出した作品の級が掲載される
となります。
特徴は練習期間中に、有料の添削があること。
(添削は出さなくても構いません)
添削結果を見てさらに練習し、課題を提出します。
その結果が3ヶ月後の号の冊子に掲載されます(提出した課題は返送されません)
長所
- 添削後に、さらに練習をしてから課題を提出できる
- 冊子にて他の同学年の作品も見られるので参考になる
短所
- 添削に別途費用がかかる(6回分2,200円)
- 実質、課題を出してから結果がわかるまで2ヶ月弱かかる。
課題から結果までの時間が長いと

どんなふうに書いたっけ?
となるので。
日本習字の流れ

「日本習字」の公式ホームページのより
たとえば4月号(3月中旬発行)の場合、
- 3月中旬 見本冊子の配本(4月号)
↓ - 3月下旬~4月中旬 練習
↓ - 4月下旬 作品の出品
↓ - 5月上旬~中旬 返送(作品に級位が記入されて返送される)
長所
- 作品を送ってから、添削されると同時に級が認定されて返送されるまで1ヶ月足らずで結果が分かる。
「学年習字」「日本習字」料金の比較
1ヶ月に必要な料金を比較します。
学年習字の料金
1ヶ月あたり 991円 (雑誌代625円+添削券366円=991円)
※課題を送る送料は含まれていません。
別途必要な費用
競書用紙 715円+送料(これは1冊買うとかなり持ちます)
日本習字の料金
1ヶ月あたり 575円(小学部で12ヶ月一括申し込みの場合)
(6ヶ月一括だと625円/月となります)
※課題を送る送料などは含まれていません。
別途必要な費用
入会金 1,000円
見本冊子の比較
学年習字の見本冊子
見本は「学年習字」という冊子で、幼年から中学生までの課題が掲載されています。

基本となる学年課題。初心者はまずここから。

たて書き文章課題

毛筆課題
硬筆の課題の種類が多いです。
「学年課題」「ようねんフェルトペンかだい」「たて書き文章課題」「よこ書き文章課題」「毛筆」の全部で5部門あります。
娘ちゃんは現在6マスの「学年課題」しか提出していませんが(練習もそれで精一杯)いつか「文章課題」や「毛筆」もできるといいなあ。
課題は、各部門1作品づつ何部門でも提出可能です。
課題の提出は義務ではないので、調子悪い時休んでも問題ないようです。
気になる特徴
- 硬筆のマスに十字のアタリがついているので、どこから文字を始めるかなどわかりやすい(競書用紙にも同様の線が入っている)
(小学5~6年~中学生は1十字線ではなく、半分割の線になっています) - 毛筆の見本はB5の冊子に掲載されているだけなので、原寸大ではない。
(拡大コピーしないと半紙に練習するのは難しそう)
日本習字の見本冊子
学年習字と違って、学年ごとに冊子が違います。
課題は硬筆1種、毛筆1種。

硬筆課題

毛筆課題
毛筆の原寸課題が別途ついてます。

毛筆原寸見本

毛筆原寸見本裏
小学生は硬筆、毛筆どちらも料金内で課題提出できます。
気になる特徴
- 硬筆のマスに十字アタリ線が入っていない。
うちの娘ちゃんは、この線を頼りにアタリをつけて書き出す場所を決めているのでないと難しい。 - 毛筆の原寸大見本がある
毛筆も提出していく予定なのであれば、見本が原寸の方がやりやすいかも
添削内容の比較
学年習字の添削

「学年習字」入会案内より

我が家の娘ちゃんの添削
娘ちゃんの添削も、案内に例として掲載されていた添削と遜色ない添削内容でした。
「学年習字」はさすがに長年通信教育で習字を教えていた歴史を感じる、痒い所に手が届く丁寧な添削です。
添削料が別途必要なのも納得。
日本習字の添削

日本習字「入会のご案内」より
日本習字の方がやや淡泊な印象です。
入会されている方の口コミブログなどを拝見しても、例のように文字に丸がついていて、数カ所訂正をしている程度のやはり淡泊な添削でした。
学年習字を選んだ理由と結果
選んだ理由
- 添削が充実している
- 冊子に名前が載ることでモチベーションが上がりそう
- 他の人の作品も見られる(※級位の結果が出るページに、各級の上手な人の作品も掲載されます。)
- 企業対応が良い。メール対応などのレスポンスが早くて誠実
選んだ結果
- 添削に関しては、サンプルで見るのと同じように添削が充実していました。チャレンジ1年生の赤ペン先生の添削をいつも楽しみにしているんですが、学年習字の添削も、色々褒めコメントも入っている上、注意点も詳しく指摘してくれるようでモチベーションが上がります。
- 冊子に載ることでのモチベーションに関しては、たくさんの名前の中で自分の名前を探して級が上がっているかを見る時の緊張感と、上がっていた時の喜びの瞬間はなかなかないのでいい刺激になっているようです。
- 他の人の作品を見られる、に関しては、私は見てるんですが、本人は興味を示しません。でも、級が上がらなかった時に、同級から昇級した子の作品を見て「ここがよかったのかな」などと話しながら一緒に見る時もあります。
- 対応に関しては、メールで問い合わせる機会が何回かありましたがレスポンスが早くて丁寧でした。さすがに「がくぶん」
は長年通信講座をやっているだけあって、そういった面で安心できると思いました。
まとめ
7月号からはじめて、はや3月号。
9ヶ月続いています。
『劇的に上手くなった!』とはまだ感じませんが、
- 字を丁寧に書く習慣がついた
- 綺麗な字の形を意識するようになった
- 自分は字が綺麗、と自信を持つようになった
など、良い結果を生んでくれていると思います。
毛筆に関しては、3年生くらいになったら考える予定。
しばらくはこのまま続けようと思います。
字が綺麗だとその人自身もキチンとして見えて、字の汚い私の憧れだったんですよね。通信教育で少しずつコツコツやっていけたらと思ってます(^ ^)
参考にしていただけるとホント嬉しいです!