高齢出産夫婦の私たち。
私42歳、夫さん49歳の時に娘ちゃんが生まれました。
夫さんが定年になる60歳の時に娘ちゃん10歳、小学五年生。
年金給付が始まる65歳の時に15歳、中学3年生!
夫さんには65歳までキリキリ働いてもらうつもりですが(鬼嫁)、給料の減額が心配。
私の年金受給が夫さんが71歳の時なので、65歳から71歳まで年金一人分の収入飲みになるのも不安。(それ以降ももちろん不安ですけど)
老後の資金は2000万円いるとかちょっと前に話題になりましたけど、高齢出産夫婦はそんなんじゃ効かないですよね。
めちゃくちゃ不安で、現在せっせと節約と蓄財に励んでおりますが…
最近知りました!
え?何それ!高齢出産夫婦のための制度やん!って思うような年金制度があるんですね!
もくじ
65歳以上で扶養家族がいたらもらえる『加給年金』
65歳になった時に、65歳未満の配偶者や満18歳に達しない子供がいたら年金に加算されるのが『加給年金』。
厚生年金保険の被保険者期間が20年以上あることが条件ではありますが、年額が
配偶者(65歳未満) 224,500円
1人目・2人目の子 各224,500円
となってます。
(2020年現在)
うちだと、夫さんが65歳になる時私は58歳。
私が58歳〜65歳になるまでの期間、加算がもらえるわけですよね。
そんで娘ちゃんは15歳〜18歳になる前までもらえる計算。
うちの場合、この金額がその時も変わらなければ…
夫さんが65歳になってから約3年間は449,000円(年額)それ以降約4年間は224,500円加算されるってことですよね。
受給権者(うちの場合夫さん)の生年月日によってさらに特別加算があるそうです。
詳しくは年金機構のHPで。
60歳以降賃金が下がったらもらえる『高齢者雇用継続基本給付金』
私も娘ちゃんが小学校に入って落ち着いたらフルタイムの仕事も考えてますが、夫さんにも65歳まで仕事をしてもらう予定です。
でも、現在の夫さんの職場、60歳定年以降の再雇用はお給料が60%になるそう。
そこで助かるのが『高齢者雇用継続基本給付金』
定年退職後に継続雇用で働く場合、60歳時点の賃金と比較して、60歳以後の賃金(みなし賃金を含む)が60歳時点の75%未満となった場合に受けられます。
雇用保険の被保険者であった期間が5年以上あり、この先も加入し続けることが条件です。
支給額は『60歳到達時の賃金月額×支給率』なんですけど、この支給率は賃金の低下率によって異なります。
夫さんの場合、60%なので支給率15%です。
っていうことは、60歳以降の賃金は会社の規定で60%になるけど給付金が支給されるので実質60歳時点の75%になるっていう計算。
詳しくは
さらに、再就職したけど賃金が下がった時(失業促進給付)や、65歳過ぎて雇用先を辞めた時に支給される(高齢者求職給付金)給付金なんかもあります。
自分で申請しないともらえない
こういう給付金って自分から申請しないともらえないんですね。
ちなみに『加給年金』は年金事務所へ。『高齢者雇用継続基本給付金』はハローワークへ。
年金とか定年とかまだ先だと思ってちゃんと勉強してなかったけど、夫さん現在54歳なんでそう先のことでもなかった…!
制度もどんどん変わると思うから、マメに情報収集していかんな!と思いました。
老後の生活設計にオススメの本
『加給年金』や『高齢者雇用継続基本給付金』の話、たまたま美容院で読んだ本で知ったんですよ。
読んだのはこの2冊。
どちらも読みやすくて情報もたくさんあってオススメ。
定年後のお金と暮らし2020 (週刊朝日ムック) [ 朝日新聞出版 ]
年金や雇用、医療介護など定年後に必要な制度の情報がわかりやすくまとめられているのに加え、老後資金を増やすための運用に関することも書かれてます。
こちらも定年後に必要な制度に関する情報が満載。上の本よりちょっと詳しいかな?
そのぶん投資などの資産運用の話題はなし。
面白かったのは、いろんな老後のケースが紹介されてる中の一つに、『65歳の夫婦で、21歳(大学3年)の次女と三人暮らしの人の家計収支』が載っていて(ちなみに長女は27歳結婚済み)「おう!高齢出産夫婦!」と非常に親近感が湧きました(笑)
この三人暮らし、リアルに将来の我が家だな〜と…。
結局その後、投資に関する情報が決め手で上の「定年後のお金と暮らし2020 (週刊朝日ムック) [ 朝日新聞出版 ]」の方を買いました。ちゃんと老後のお金の勉強しよ!